受験の仕組みカンタン解説

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受験は効率よく乗り切ろう!押さえておくべき点!「超」勉強法

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「超」受験法

受験には押さえるべき点というものがあります。

 

試験とは古くから行われ、すでに確立された社会的な仕組みの一つです。一定の方式に従って行われます。

つまり試験を受ける合理的なノウハウが存在します。

 

 

試験でノウハウと聞くと、本質的じゃないと思いますか?

 

確かに勉強においてテクニックに走りすぎるのはよくありません。

しかしそれはテクニックだけに頼って、勉強をしないことがよくないのです。

 

対策を練った後に全力で勉強すれば良いのです。

 

あくまでノウハウは、全力でやる勉強の補助だと理解して、時間に限りのある受験勉強を効率よく行いましょう。

 

 

この記事は経済学者・野口悠紀雄さんの書籍『「超」勉強法』を参考にしています。

 

 

 

 

 

 

受験勉強は特殊

受験勉強はかなり特殊です。

 

具体的にどのように特殊なのでしょうか?

 

 

(1)問題が与えられている。

 

当たり前だと思いましたか?  

現実の世界では当たり前ではありません。

 

やりたいことがあっても、どうしたらそれが達成できるか、はっきりしないことも多いです。

学者は、どんな研究をするかを決めること自体が、成功のために重要なステップです。

 

 

(2)正解がある。

(1)と同様、現実の世界では正解がないこともたくさんあります。

 

 

(3)出題範囲が決まっている。

範囲を超えて出題すると批判されるので、出題側は細心の注意を払っています。

しかも試験に出す問題は、簡単過ぎてもいけません。

この条件を踏まえると、試験に出せる範囲はかなり限定されます。

 

 

(4)知的な文章が出る。

論理構造がわからないような、めちゃくちゃな文は出ません。

知的な文章にはいくつか特徴があり、読みやすく、対策しやすいです。

 

 

(5)時間内に解く

(1)〜(4)までは、現実の世界に比べて易しい特徴でした。しかしこの時間内に解くというのは、難しい特徴です。

一般の仕事でも時間の制約はありますが、それよりもかなり厳しい設定になっています。

 

 

試験はこれらの特徴を持っているので、すばしこくて要領の良い人間が良い成績をとります。

この能力は一般的な能力と相関があるので、企業は有名な大学から人を取ろうとします。

 

しかし相関があると言うのは傾向があるというだけで、一致するわけではありません。

実際、「優秀な人間」と「受験秀才」は異なる部分も多いです。

 

つまりここから2つのことが言えます。

(1)試験を通り抜けるだけなら、あまり能力がなくてもできる。

勉強法が適切で意欲があれば、かなりの程度まで能力差を克服できます。

 

(2)入学試験は勉強の最終目標ではない。

社会に出て活躍する「優秀な人」になるためには、勉強し続けないといけません。

 

 

 

筆記試験の受け方

試験本番で実力を出し切るためにはいくつかポイントがあります。

 

まず試験場の物理的な条件に問題があれば、遠慮なく要求して良いです。

例えば、西日が当たる、暖房が効かない、照明が暗いなどです。

 

これらには試験実施側で対処する義務があります。

実際試験校は、学生が不当にチャンスを失わないよう、大変気を使っています。

 

出題側からしても、実力のある人をちゃんと評価したいので、問題を言ってもらえた方がありがたいのです。

学生だと立場が弱いように感じますが、遠慮なく言いましょう。

 

 

また論述問題では2つ注意することがあります。

(1)チェックポイントを見破る。

論述問題では、採点者間で採点に差が出ないように、あらかじめ明確な基準が設定されています。

Aについて書かれていれば10点、Bについて書いてあれば10点、論理的に正確であれば5点というような感じです。

採点者がどこを見ようとしているか、考えながら解きましょう。

 

(2)読みやすい字を書く。

採点者は大量の採点をします。

楽しい作業ではない上、間違ってはいけないと神経をすり減らします。

だから読みにくい答案があると心証を害します。

 

字によって採点が変わるのはよくありませんが、採点者も人間です。

きれいな字でなくても、心を込めて丁寧に書きましょう。

 

 

試験会場での時間配分も注意しましょう。

試験が始まれば、最初に問題全体をざっと見ます。

そしておおまかな時間配分の計画を立てて、易しい問題・自信のある問題から手をつけます。

 

一つの問題にこだわって完璧な解答を出そうとするのではなく、一応できたら他の問題に移りましょう。

時間が余れば戻ってきて、検算などをやります。

 

あちこち問題を食い散らかして良い、というわけではありません。

「二兎を追うものは一兎も得ず」です。

一つの問題に取りかかったら、一応の答えが出るまでは、やりぬきましょう。

 

 

 

面接試験の受け方

面接は普段する機会がないため、どうした良いか想像がつきにくいでしょう。

慣れていないので緊張すると思います。

 

そんな面接にもいくつか注意事項があります。

 

 

まず、答えがわからない場合には、ごまかそうとせずにはっきりと「わかりません」と言いましょう。

「申し訳ありません。知識不足でした。今後勉強します。」と言えば良いのです。

 

試験官にはメンツがあります。特に試験官が複数いる場合、ごまかそうとした学生を見逃すと、他の試験管から能力を疑われます。

 

 

また模範解答を述べましょう。

志望理由に対して、本心であっても「簡単そうだから」と言ってはいけません。

そこを選んだからには何かしら積極的な理由があるはずです。それを伝えましょう。

 

面接では模範解答を答える能力があるかどうかを、まずは見ています。

また模範解答をした学生を落とすには相当に理由が必要になります。

 

しかしあからさまな嘘はいけません。

 

 

友人と面接のシミュレーションをしてみましょう。

試験官の心理は、自分でその立場になると、よくわかります。

 

まずそこまで多様な質問は思いつきません。しかし回答の内容そのものより、答え方などに現れる人間像を見るのが目的なので、それで十分なのです。

 

また試験官が複数いると、試験官同士は互いの目を意識します。これによって、前で述べたように、ごまかしを追求せざるを得ないのです。

 

 

 

まとめ

・受験において、能力差は努力で克服できます。本当に「優秀な人間」になるために、入試が終わってからも勉強し続けましょう。


 

・筆記試験では、環境が悪ければ気兼ねなく言いましょう。

・論述問題は、チェックポイントを意識しましょう。丁寧な字を書いて、採点者の心証を悪くしないようにしましょう。

・問題は自信のある問題から解いて、一応できたら他の問題に移りましょう。

 

・面接試験ではわからなければ降参しましょう。ごまかしてはいけません。

・面接では模範回答を意識しましょう。

・友達と面接のシミュレーションをして試験官の心理を理解しましょう。

 

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「超」受験法

 

 

<参考文献>

野口悠紀雄,「超」勉強法,講談社,2015.

https://www.amazon.co.jp/dp/B015FM7K0U/ref=cm_sw_r_cp_tai_5m.CFbGM1RMAH

受験は効率よく乗り切ろう!押さえておくべき点!「超」勉強法

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「超」受験法

受験には押さえるべき点というものがあります。

 

試験とは古くから行われ、すでに確立された社会的な仕組みの一つです。一定の方式に従って行われます。

つまり試験を受ける合理的なノウハウが存在します。

 

 

試験でノウハウと聞くと、本質的じゃないと思いますか?

 

確かに勉強においてテクニックに走りすぎるのはよくありません。

しかしそれはテクニックだけに頼って、勉強をしないことがよくないのです。

 

対策を練った後に全力で勉強すれば良いのです。

 

あくまでノウハウは、全力でやる勉強の補助だと理解して、時間に限りのある受験勉強を効率よく行いましょう。

 

 

この記事は経済学者・野口悠紀雄さんの書籍『「超」勉強法』を参考にしています。

 

 

 

 

 

 

受験勉強は特殊

受験勉強はかなり特殊です。

 

具体的にどのように特殊なのでしょうか?

 

 

(1)問題が与えられている。

 

当たり前だと思いましたか?  

現実の世界では当たり前ではありません。

 

やりたいことがあっても、どうしたらそれが達成できるか、はっきりしないことも多いです。

学者は、どんな研究をするかを決めること自体が、成功のために重要なステップです。

 

 

(2)正解がある。

(1)と同様、現実の世界では正解がないこともたくさんあります。

 

 

(3)出題範囲が決まっている。

範囲を超えて出題すると批判されるので、出題側は細心の注意を払っています。

しかも試験に出す問題は、簡単過ぎてもいけません。

この条件を踏まえると、試験に出せる範囲はかなり限定されます。

 

 

(4)知的な文章が出る。

論理構造がわからないような、めちゃくちゃな文は出ません。

知的な文章にはいくつか特徴があり、読みやすく、対策しやすいです。

 

 

(5)時間内に解く

(1)〜(4)までは、現実の世界に比べて易しい特徴でした。しかしこの時間内に解くというのは、難しい特徴です。

一般の仕事でも時間の制約はありますが、それよりもかなり厳しい設定になっています。

 

 

試験はこれらの特徴を持っているので、すばしこくて要領の良い人間が良い成績をとります。

この能力は一般的な能力と相関があるので、企業は有名な大学から人を取ろうとします。

 

しかし相関があると言うのは傾向があるというだけで、一致するわけではありません。

実際、「優秀な人間」と「受験秀才」は異なる部分も多いです。

 

つまりここから2つのことが言えます。

(1)試験を通り抜けるだけなら、あまり能力がなくてもできる。

勉強法が適切で意欲があれば、かなりの程度まで能力差を克服できます。

 

(2)入学試験は勉強の最終目標ではない。

社会に出て活躍する「優秀な人」になるためには、勉強し続けないといけません。

 

 

 

筆記試験の受け方

試験本番で実力を出し切るためにはいくつかポイントがあります。

 

まず試験場の物理的な条件に問題があれば、遠慮なく要求して良いです。

例えば、西日が当たる、暖房が効かない、照明が暗いなどです。

 

これらには試験実施側で対処する義務があります。

実際試験校は、学生が不当にチャンスを失わないよう、大変気を使っています。

 

出題側からしても、実力のある人をちゃんと評価したいので、問題を言ってもらえた方がありがたいのです。

学生だと立場が弱いように感じますが、遠慮なく言いましょう。

 

 

また論述問題では2つ注意することがあります。

(1)チェックポイントを見破る。

論述問題では、採点者間で採点に差が出ないように、あらかじめ明確な基準が設定されています。

Aについて書かれていれば10点、Bについて書いてあれば10点、論理的に正確であれば5点というような感じです。

採点者がどこを見ようとしているか、考えながら解きましょう。

 

(2)読みやすい字を書く。

採点者は大量の採点をします。

楽しい作業ではない上、間違ってはいけないと神経をすり減らします。

だから読みにくい答案があると心証を害します。

 

字によって採点が変わるのはよくありませんが、採点者も人間です。

きれいな字でなくても、心を込めて丁寧に書きましょう。

 

 

試験会場での時間配分も注意しましょう。

試験が始まれば、最初に問題全体をざっと見ます。

そしておおまかな時間配分の計画を立てて、易しい問題・自信のある問題から手をつけます。

 

一つの問題にこだわって完璧な解答を出そうとするのではなく、一応できたら他の問題に移りましょう。

時間が余れば戻ってきて、検算などをやります。

 

あちこち問題を食い散らかして良い、というわけではありません。

「二兎を追うものは一兎も得ず」です。

一つの問題に取りかかったら、一応の答えが出るまでは、やりぬきましょう。

 

 

 

面接試験の受け方

面接は普段する機会がないため、どうした良いか想像がつきにくいでしょう。

慣れていないので緊張すると思います。

 

そんな面接にもいくつか注意事項があります。

 

 

まず、答えがわからない場合には、ごまかそうとせずにはっきりと「わかりません」と言いましょう。

「申し訳ありません。知識不足でした。今後勉強します。」と言えば良いのです。

 

試験官にはメンツがあります。特に試験官が複数いる場合、ごまかそうとした学生を見逃すと、他の試験管から能力を疑われます。

 

 

また模範解答を述べましょう。

志望理由に対して、本心であっても「簡単そうだから」と言ってはいけません。

そこを選んだからには何かしら積極的な理由があるはずです。それを伝えましょう。

 

面接では模範解答を答える能力があるかどうかを、まずは見ています。

また模範解答をした学生を落とすには相当に理由が必要になります。

 

しかしあからさまな嘘はいけません。

 

 

友人と面接のシミュレーションをしてみましょう。

試験官の心理は、自分でその立場になると、よくわかります。

 

まずそこまで多様な質問は思いつきません。しかし回答の内容そのものより、答え方などに現れる人間像を見るのが目的なので、それで十分なのです。

 

また試験官が複数いると、試験官同士は互いの目を意識します。これによって、前で述べたように、ごまかしを追求せざるを得ないのです。

 

 

 

まとめ

・受験において、能力差は努力で克服できます。本当に「優秀な人間」になるために、入試が終わってからも勉強し続けましょう。


 

・筆記試験では、環境が悪ければ気兼ねなく言いましょう。

・論述問題は、チェックポイントを意識しましょう。丁寧な字を書いて、採点者の心証を悪くしないようにしましょう。

・問題は自信のある問題から解いて、一応できたら他の問題に移りましょう。

 

・面接試験ではわからなければ降参しましょう。ごまかしてはいけません。

・面接では模範回答を意識しましょう。

・友達と面接のシミュレーションをして試験官の心理を理解しましょう。

 

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「超」受験法

 

 

<参考文献>

野口悠紀雄,「超」勉強法,講談社,2015.

https://www.amazon.co.jp/dp/B015FM7K0U/ref=cm_sw_r_cp_tai_5m.CFbGM1RMAH

受験は効率よく乗り切ろう!押さえておくべき点!「超」勉強法

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「超」受験法

受験には押さえるべき点というものがあります。

 

試験とは古くから行われ、すでに確立された社会的な仕組みの一つです。一定の方式に従って行われます。

つまり試験を受ける合理的なノウハウが存在します。

 

 

試験でノウハウと聞くと、本質的じゃないと思いますか?

 

確かに勉強においてテクニックに走りすぎるのはよくありません。

しかしそれはテクニックだけに頼って、勉強をしないことがよくないのです。

 

対策を練った後に全力で勉強すれば良いのです。

 

あくまでノウハウは、全力でやる勉強の補助だと理解して、時間に限りのある受験勉強を効率よく行いましょう。

 

 

この記事は経済学者・野口悠紀雄さんの書籍『「超」勉強法』を参考にしています。

 

 

 

 

 

 

受験勉強は特殊

受験勉強はかなり特殊です。

 

具体的にどのように特殊なのでしょうか?

 

 

(1)問題が与えられている。

 

当たり前だと思いましたか?  

現実の世界では当たり前ではありません。

 

やりたいことがあっても、どうしたらそれが達成できるか、はっきりしないことも多いです。

学者は、どんな研究をするかを決めること自体が、成功のために重要なステップです。

 

 

(2)正解がある。

(1)と同様、現実の世界では正解がないこともたくさんあります。

 

 

(3)出題範囲が決まっている。

範囲を超えて出題すると批判されるので、出題側は細心の注意を払っています。

しかも試験に出す問題は、簡単過ぎてもいけません。

この条件を踏まえると、試験に出せる範囲はかなり限定されます。

 

 

(4)知的な文章が出る。

論理構造がわからないような、めちゃくちゃな文は出ません。

知的な文章にはいくつか特徴があり、読みやすく、対策しやすいです。

 

 

(5)時間内に解く

(1)〜(4)までは、現実の世界に比べて易しい特徴でした。しかしこの時間内に解くというのは、難しい特徴です。

一般の仕事でも時間の制約はありますが、それよりもかなり厳しい設定になっています。

 

 

試験はこれらの特徴を持っているので、すばしこくて要領の良い人間が良い成績をとります。

この能力は一般的な能力と相関があるので、企業は有名な大学から人を取ろうとします。

 

しかし相関があると言うのは傾向があるというだけで、一致するわけではありません。

実際、「優秀な人間」と「受験秀才」は異なる部分も多いです。

 

つまりここから2つのことが言えます。

(1)試験を通り抜けるだけなら、あまり能力がなくてもできる。

勉強法が適切で意欲があれば、かなりの程度まで能力差を克服できます。

 

(2)入学試験は勉強の最終目標ではない。

社会に出て活躍する「優秀な人」になるためには、勉強し続けないといけません。

 

 

 

筆記試験の受け方

試験本番で実力を出し切るためにはいくつかポイントがあります。

 

まず試験場の物理的な条件に問題があれば、遠慮なく要求して良いです。

例えば、西日が当たる、暖房が効かない、照明が暗いなどです。

 

これらには試験実施側で対処する義務があります。

実際試験校は、学生が不当にチャンスを失わないよう、大変気を使っています。

 

出題側からしても、実力のある人をちゃんと評価したいので、問題を言ってもらえた方がありがたいのです。

学生だと立場が弱いように感じますが、遠慮なく言いましょう。

 

 

また論述問題では2つ注意することがあります。

(1)チェックポイントを見破る。

論述問題では、採点者間で採点に差が出ないように、あらかじめ明確な基準が設定されています。

Aについて書かれていれば10点、Bについて書いてあれば10点、論理的に正確であれば5点というような感じです。

採点者がどこを見ようとしているか、考えながら解きましょう。

 

(2)読みやすい字を書く。

採点者は大量の採点をします。

楽しい作業ではない上、間違ってはいけないと神経をすり減らします。

だから読みにくい答案があると心証を害します。

 

字によって採点が変わるのはよくありませんが、採点者も人間です。

きれいな字でなくても、心を込めて丁寧に書きましょう。

 

 

試験会場での時間配分も注意しましょう。

試験が始まれば、最初に問題全体をざっと見ます。

そしておおまかな時間配分の計画を立てて、易しい問題・自信のある問題から手をつけます。

 

一つの問題にこだわって完璧な解答を出そうとするのではなく、一応できたら他の問題に移りましょう。

時間が余れば戻ってきて、検算などをやります。

 

あちこち問題を食い散らかして良い、というわけではありません。

「二兎を追うものは一兎も得ず」です。

一つの問題に取りかかったら、一応の答えが出るまでは、やりぬきましょう。

 

 

 

面接試験の受け方

面接は普段する機会がないため、どうした良いか想像がつきにくいでしょう。

慣れていないので緊張すると思います。

 

そんな面接にもいくつか注意事項があります。

 

 

まず、答えがわからない場合には、ごまかそうとせずにはっきりと「わかりません」と言いましょう。

「申し訳ありません。知識不足でした。今後勉強します。」と言えば良いのです。

 

試験官にはメンツがあります。特に試験官が複数いる場合、ごまかそうとした学生を見逃すと、他の試験管から能力を疑われます。

 

 

また模範解答を述べましょう。

志望理由に対して、本心であっても「簡単そうだから」と言ってはいけません。

そこを選んだからには何かしら積極的な理由があるはずです。それを伝えましょう。

 

面接では模範解答を答える能力があるかどうかを、まずは見ています。

また模範解答をした学生を落とすには相当に理由が必要になります。

 

しかしあからさまな嘘はいけません。

 

 

友人と面接のシミュレーションをしてみましょう。

試験官の心理は、自分でその立場になると、よくわかります。

 

まずそこまで多様な質問は思いつきません。しかし回答の内容そのものより、答え方などに現れる人間像を見るのが目的なので、それで十分なのです。

 

また試験官が複数いると、試験官同士は互いの目を意識します。これによって、前で述べたように、ごまかしを追求せざるを得ないのです。

 

 

 

まとめ

・受験において、能力差は努力で克服できます。本当に「優秀な人間」になるために、入試が終わってからも勉強し続けましょう。


 

・筆記試験では、環境が悪ければ気兼ねなく言いましょう。

・論述問題は、チェックポイントを意識しましょう。丁寧な字を書いて、採点者の心証を悪くしないようにしましょう。

・問題は自信のある問題から解いて、一応できたら他の問題に移りましょう。

 

・面接試験ではわからなければ降参しましょう。ごまかしてはいけません。

・面接では模範回答を意識しましょう。

・友達と面接のシミュレーションをして試験官の心理を理解しましょう。

 

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「超」受験法

 

 

<参考文献>

野口悠紀雄,「超」勉強法,講談社,2015.

https://www.amazon.co.jp/dp/B015FM7K0U/ref=cm_sw_r_cp_tai_5m.CFbGM1RMAH

数学は基礎が難しい!基礎をとばして克服!数学の『「超」勉強法』

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数学の「超」勉強法

 

数学は頭がよくないとできないと思っていませんか?

 

全くそんなことはありません。

数学こそ対策が簡単な分野です。

 

国語は見たこともない文から作者の意図などを読み取らないといけません。

しかし数学は、出題される範囲が決められています。

その範囲さえ固めておけば解けるはずなのです。

 

ではなぜ数学は難しいのでしょうか?

 

それはあなたのやり方に問題があるからです。

 

わからない問題を基礎から初めて、数ページまたは数行で嫌になり投げ出したことはありませんか?

 

数学の基礎は難しいのです。

だから基礎をとばせばいいのです。

 

では具体的にはどうするのでしょうか?

 

 

 

この記事は経済学者・野口悠紀雄さんの書籍『「超」勉強法』を参考にしています。

 

 

 

 

 

  

パラシュート勉強法:基礎をとばして勉強する

数学の成績が悪い生徒に教える場合を考えましょう。

 

普通は「いまのところがわからないのは、その前がわからないからだ。だから、そこまで戻って基礎からやり直そう。」となります。

 

しかし今回教える方法は違います。

それまでのところは当面無視します。現在の項目について教科書に出ている例題だけを丁寧に教え、繰り返し解いて、覚えさせるのです

 

この方法が、基礎から一歩一歩進むのではなく、現在の位置にパラーシュート降下するパラシュート勉強法です。

 

教科書の例題は数が少ないので、それほど時間はかかりません。

基礎知識がなくても解き方のコツをうまく教えれば、十分解けるようになります。

 

そして何度も繰り返し解いているうちに、なぜこの方法でやるのかが分かってくるのです。 

 

 

過去を無視するのは、とにかく直近のテストでいい点を取るためです。

授業が苦痛にならないだけでもいいです。

マイナスを埋めるよりプラスを増やす方が楽しいので続けられます。

 

まずは数学の苦手意識をなくすところから始めましょう。

 

 

数学が得意な学生は、なるべく早く全体の範囲をざっと勉強しましょう。

 

高校1年生なら、高校の全課程をできるだけ早く勉強します。

理解できないところが残っても、構わないでどんどん進みます。 

 

もっとできる生徒なら、高校生でも大学教養課程のレベルまで進んでしまいましょう。

 

体系を理解するためには、まず全体像をつかむ方が基礎から進めるより効率的なのです。

 

 

 

パラシュート勉強法のメリット:基礎からやる3つの問題点

数学で「基礎からしっかり勉強する」という方法の問題点は大きく3つあります。

 

第1の問題点は、つまらないことです。

これは最大の原因で、興味がわかないから勉強する気が起きません。

勉強しなければできるようになるわけがありません。

 

第2の問題点は、いま勉強している部分が全体の中でどの位置にあるかが、よくわからないことです。

ゴールが分からずに走ると疲れますよね?

何のために勉強するのか、どこに向かって勉強しているのかを知るのは重要なのです。

 

第3の問題点は、基礎は難しいということです。

例えば「数」の定義は難しいです。ゼロや1を厳密に定義しようとすると非常に難しいのです。

しかし「数」を扱うことはできます。

概念や定理の意味を深く知らなくても使えますし、使うことによって分かることも多いです。 

 

 

ただし基礎を省けといっているわけではありません。

基礎にこだわり過ぎずに進む方が良いということなのです。

 

 

 

受験数学

受験数学は暗記です。

 

かなりひどい論に聞こえますが、これはある程度本当です。

 

学校の数学では、新しい理論の創造を求めらるわけではありません。

大昔から大数学者が作り上げてきた体系を理解すればいいのです。

試験はそれを正しく理解したかどうかをテストしているだけです。

 

数学が苦手なあなたは、数学をセンスで解く科目だと思っていませんか?

 

学問としての数学は別として、受験数学にそこまでセンスは必要ありません。

勉強すればできる科目なのです。 

 

 

受験数学で非常に重要なのが計算力です。

解き方がわかっていても、計算を間違えれば点を落とします。時間が足りなければ簡単な問題も取れません。

スマートな解法が分からなくても、力づくで解ける問題もあります。

 

計算力をつけるには練習しかありません。

 

また計算にはカンが必要です。

いくつもの項があるとき、「どの変数に着目してまとめると式が簡単になるか」などについてのカンです。

 

計算から離れているとカンは錆び付いてしまいます。

毎日練習して、計算力をサビつかせないようにしましょう。

 

 

 

まとめ

・「基礎を理解してから」と考えると、途中で挫折する。いま必要な箇所をとにかく理解する。

 

・数学の基礎は非常に難しい。

 

・受験数学は暗記の側面が強い。計算力を維持するために計算から離れないようにする。

 

 

 

<参考文献>

野口悠紀雄,「超」勉強法,講談社,2015.

https://www.amazon.co.jp/dp/B015FM7K0U/ref=cm_sw_r_cp_tai_5m.CFbGM1RMAH

現代文の勉強法、評論文はこう読め!読解力アップで数学の点もアップ!国語の『「超」勉強法』

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国語の「超」勉強法

 

「現代文の勉強方法がわからない。」

「評論を読むのに時間がかかる。」

 

そういうあなたに現代文の勉強方法を教えます。

 

 

現代文は勉強がしにくい教科です。

 

特に対策もせず、なんとなく解いていませんか?

 

歴史は勉強していないと全く点が取れません。そこで焦って勉強しようとなります。

 

国語は勉強しなくてもある程度解けてしまうので、危機感が出にくいです。

勉強の仕方もわからないので後回しにしてしまいます。

 

国語がうっすら苦手という状況がずっと続くのです。

 

 

問題なのは苦手な人だけではありません。

本をよく読んでいるあなたは、そこそこいい点が取れるでしょう。

 

しかし、いまいち突き抜けられません。

実力的にはもっと点が取れてもいいのに、ちょっといいくらいで終わってしまいます。

点数にムラがあることも多いです。とてももったいないです。

 

現代文を勉強しにくいのは「これを覚えたら点が上がる」というものがないからです。

現代文を解けるようになるためにはテクニック訓練が必要です。

 

どちらともすぐに身につくものではありません。

つまり後回しにしていたら、いつまでも点が伸びないのです。

 

国語の点を伸ばしたいのならすぐに取りかかりましょう。

 

 

この記事は経済学者・野口悠紀雄さんの書籍『「超」勉強法』を参考にしています。

 

 

 

 

評論文の構造

評論文とはどういう構造になっているのでしょうか?

とても重要なので分かっていても、もう一度押さえておきましょう。

 

試験で出される評論文は1,500字程度です。

だからこの記事では1,500字程度の文を読むときの方法を書いていきます。

 

評論文は、序論・本論・結論からなります。

 

それぞれの役割はこのようになっています。 

序論:問題提起

本論:事例や理論など

結論:序論で示した問題提起への回答

 

文を読むときには、構成を意識して、「この部分はなんのために書いてあるんだろう」と考えなければいけません。

 

文を書くときには、この構成になるように書かないといけません。思いついたものからダラダラ書いてはいけないということです。

 

 

評論文の読み方

評論文の点を上げるためにはテクニックと訓練が必要だと最初に書きました。

ここで紹介するのはテクニックです。

 

それは評論文を3回読むという3ラウンド法です。

どのように3回読んでいくのでしょうか?

 

 

第1ラウンド:全容把握

最初と最後の数パラグラフだけを読みます。

これはテーマ重要な結論を知るために行います。

 

評論文の構成で確認した通り、評論文の最初には問題提起、最後には問題提起への答えが書いてあります。

 

最初と最後を読んだだけで、「この作者が何を問題にしているのか」と「この作者の答えはなんなのか」がわかります。

 

 

第2ラウンド:通読

最初から最後まで読んでいき、重要そうなところ理解できないところにマーク、必要ならメモをしていきます。

理解できなくても気にせず読み進めます。

これは内容理解ではなく、文に何が書いて書いてあるのかを知るために行います。

 

第3ラウンド:拾い読み

全部読んだら主要な結論は何かを考えます。

第2ラウンドでマークした部分を中心に、行きつ戻りつして主要な結論がどのように導かれたのかチェックします。

 

時間がなければ第2ラウンドは省略して構いません。

そのときはマークがないので、重要なところの検討をつけて読んでいきます。

 

 

評論文を読むときに必要なのが速読です。

文字を頭の中で読み上げてはいけません。

文字の塊を見て意味を理解するという読み方をしましょう。

 

 

受験の国語

国語の勉強を早くした方がいいと最初に書きました。

なぜでしたか?

 

すぐには力がつかないからでしたね。

 

でももう一つ重要な理由があります。

なんでしょう?

 

それは他の教科の点も上がるからです。

国語力は読解力表現力に分けることができます。

 

読解力がつくと、社会などの問題文を正確に素早く理解することができます。

表現力が上がると、数学などの記述問題で分かりやすく書くことができます。

 

国語の勉強をすることで全ての教科の底上げをすることができるのです。

 

 

ここで紹介するのは訓練の方法です。

訓練の方法はテクニックと違いとてもシンプルです。

その分、どれだけやったかで大きく差がつきます。

 

読解力については1,500程度の文を精読しましょう。ただ読むのではなく3ラウンド法を使います。

速読も必ず意識してください。

 

表現力については150字程度の文を書くようにしましょう。これは記述でよくある語数で、考えをこの程度にまとめる訓練です。

「150文字ではこのくらいのことが書ける」という感覚を養います。

小論文対策が必要なら1,500文字程度の文を書く練習をしましょう。

 

 

古文と漢文は現代文とは別物です。外国語だと考えて暗記するしかありません。

 

 

まとめ

・評論文は序論、本論、結論で構成されている

 

・評論文は3ラウンド法で読む

  

・読解力や表現力を上げると全教科の底上げができる

 

・読解力と表現力をつけるためには訓練する

 

 

 

<参考文献>

野口悠紀雄,「超」勉強法,講談社,2015.

https://www.amazon.co.jp/dp/B015FM7K0U/ref=cm_sw_r_cp_tai_5m.CFbGM1RMAH

英語が苦手なのはやり方の問題!単語帳は退屈ですぐ忘れる!『「超」勉強法』

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英語の「超」勉強法

英語を使えるようになりたくないですか?

 

「日本人だから英語なんていらない」なんて言っている時代ではありません。

英語は、受験、ビジネスでの取引、海外の友達とのコミュニケーションに使える最高のツールです。

 

本当は英語に憧れるけど、苦手だからと諦めていませんか?

 

あなたは英語の勉強法について考えたことはありますか?

正しく勉強しなければ力がつかないのは当たり前です。

 

単語帳をひたすら覚えていませんか?

退屈で続かない上に、すぐ忘れてしまいます。

 

今回紹介するのは丸暗記法です。

これは教科書を丸暗記する、それだけです。

簡単で確実な力が身に着きます。

 

具体的にはどのような方法なのでしょうか?

 

 

この記事は経済学者・野口悠紀雄さんの書籍『「超」勉強法』を参考にしています。

 

 

 

 

丸暗記法とは

最初に紹介しましたが、丸暗記法とは教科書を丸暗記する方法です。

 

単語の意味をひととおり辞書で調べて音読します。

難しい文法のことは考えず、暗記しようと特別な努力はしません。

大変そうですが、20回も音読すれば自然に覚えてしまいます。

 

20回読むのは時間がかかりますが、すきま時間にもできます。

読むだけです。

とても簡単な方法です。

 

暗記することで、その範囲の単語や文法が自然に身につきます。

 

 

実際にやってみたら、この方法の威力がわかります。

ケネディ大統領の演説を暗記してみましょう。

この程度をやってみないようでは英語力がつく訳ありません。)

 

 " There are few earthly things more beautiful than a university," wrote John Masefield in his tribute to the English universities ― and his words are equally true here. He did not refer to spires and towers, to campus greens and ivied walls. He admired the splendid beauty of the university, he said, because it was "a place where those who hate ignorance may strive to know, where those who perceive truth may strive to make others see."

 

(「この地上に、大学ほど美しいものはない」。ジョン・メイスフィールドは、イギリスの大学への賛辞の中で、こう述べている。この言葉は、ここにおいても正しい。彼は、尖塔やタワー、キャンパスの中庭や蔦に覆われた壁のことをいったのではない。彼が大学の至上の美しさを称えたのは、「そこは、無知を憎むものが知ろうと努める場であり、真理を知るものが他を啓蒙する場だから」である)

—『「超」勉強法』野口悠紀雄

 

 

教科書丸暗記法で重要なのは、楽なだけでなく効果が素晴らしいことです。

 

まず単語が楽に覚えられます。

「spire」=「尖塔」という言葉は、「spires and towers」というつながりを覚えていれば、決して忘れないはずです。 

 

また文において、ある箇所を思い出せば、後は自動的に思い出せたと思います。

つまり思い出しやすくなっているのです。

 

ある文が思い出せないとき、そこだけを覚えていれば思い出すのは難しいです。

しかし全文覚えていると、周りの文を思い出せば、それをきっかけにどんどん思い出すことができます。

 

 

丸暗記法には大きな欠点があります。

それは時間がかかることです。

一夜漬けには使えません。

 

言葉の学習に時間がかかるのは仕方のないことです。

重要なことは時間がかかっても確実に効果が上がる方法を見出すことなのです。

 

 

 

分解法とは

分解法とは主に学校で行われている方法です。

 

「This is a book.」という文を考えます。

 

 分解法の考え方は以下のようなものです。

・文を4単語に分解する。

・「this」=「これ」、「is」=「である」、「一つの」、「book」=「本」、と単語を確認する。

・「This」が主語、「is」がbe動詞で、「book」が補語になっているSVCの第3文系だと考える。

・英語に日本語を対応させて「これはペンです。」と訳す。

 

 

丸暗記法は「This is a book.」をひとかたまりのメッセージとして受け入れます。

日本語に置き換えることは一切しません。

 

その代わりに、人が本を指差している姿を想像します。

英語のメッセージに対応させるのは行為のイメージなのです。

 

  

そもそも英語と日本語は全く違います。

一対一で対応するようなものではありません。

 

「make 」は日本語で考えると様々な意味があります。

「作る」、「引き起こす」、「行う」、「〜させる」、、、

 

しかし英語のネイティブにとって「 make」は「make」なのです。

全ての英単語をいちいち日本語に対応させていては、きりがありません。

「make」は「make」としてイメージで受け取るしかないのです。

 

 

具体的に考えてみましょう。

あなたは外国人の友達に、日本語で文を書いたから直してと言われました。

「カッターに手を切られたことがあった。」という文をどのように直しますか?

 

文としては「カッターで手を切ったことがある。」などでいいでしょう。

大切なのはその時、どのように考えたかです。

 

まず何が言いたいかを捉え、「普通こう書くな」と感覚的に文を直したのではないでしょうか。

 

こんなふうに考えた方はいませんよね。

「カッターは無生物だから普通は主語にしない。『切られた』はその人の経験で、今もその経験は残っているから、過去形『あった』を現在系『ある』にする。」

 

言語とは論理的ではなく感覚的に捉えるものなのです。

 

英語でも同じです。

「こういう場合にどう書くか」は経験からの感覚で考えるものなのです。

 

その感覚を養うためには、たくさんの英文を読んで覚える、つまり暗記するしかないのです。

 

 

文法を覚えるのが無駄と言っているわけではありません。

ある程度英語を勉強していれば、理解し整理するのに非常に有効です。

英語に慣れてからルールを勉強すると「発見の喜び」もあります。

 

分解法は、英語を習得してから後で効果を発揮するのです。 

 

 

 

試験の英語

 丸暗記法を使うと本質的な力がつくことがわかったと思います。

 

ではテストではどうなのでしょうか?

 

期末テストはほぼ完璧です。

教科書を丸暗記しているので、単語・英文和訳・空欄補充、どれも怖いものはありません。

 

 

受験ではどうでしょうか?

入試に必要な単語は5000語と言われています。

教科書を全て覚えていれば、これらをカバーできます。

 

熟語や構文も教科書に出ないようなものは、まず出ません。

出題者は、教科書の内容をはるかに超えた問題を出すと批判されるので、慎重になっています。

 

仮に出たとしても、そこは諦めるべき部分です。

そんな対策をするぐらいなら他に時間を使うべきです。

他の受験生もわからないので差はつきません。

 

 

リスニング対策はどうしたらいいでしょうか?

重要なのは英語のリズムを正しく捉えることです。

 

入試のリスニングで出される問題は、内容も文章の構造もかなり優しく、通常会話よりゆっくり話しています。

特別な訓練は必要ありません。

 

教科書を暗記するときに付属のCDを聴きながらするといいのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

・英語の勉強は教科書を丸暗記すれば良い。20回音読すれば覚えられる。

・英語を分解して日本語に対応させるのは間違い。文法単体の勉強は、ある程度英語を習得してからが効果的。

・試験も教科書を丸暗記していれば十分。

 

 

 

<参考文献>

野口悠紀雄,「超」勉強法,講談社,2015.

https://www.amazon.co.jp/dp/B015FM7K0U/ref=cm_sw_r_cp_tai_5m.CFbGM1RMAH

現代文の勉強法、評論文はこう読め!読解力アップで数学の点もアップ!国語の『「超」勉強法』

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国語の「超」勉強法

 

「現代文の勉強方法がわからない。」

「評論を読むのに時間がかかる。」

 

そういうあなたに現代文の勉強方法を教えます。

 

 

現代文は勉強がしにくい教科です。

 

特に対策もせず、なんとなく解いていませんか?

 

歴史は勉強していないと全く点が取れません。そこで焦って勉強しようとなります。

 

国語は勉強しなくてもある程度解けてしまうので、危機感が出にくいです。

勉強の仕方もわからないので後回しにしてしまいます。

 

国語がうっすら苦手という状況がずっと続くのです。

 

 

問題なのは苦手な人だけではありません。

本をよく読んでいるあなたは、そこそこいい点が取れるでしょう。

 

しかし、いまいち突き抜けられません。

実力的にはもっと点が取れてもいいのに、ちょっといいくらいで終わってしまいます。

点数にムラがあることも多いです。とてももったいないです。

 

現代文を勉強しにくいのは「これを覚えたら点が上がる」というものがないからです。

現代文を解けるようになるためにはテクニック訓練が必要です。

 

どちらともすぐに身につくものではありません。

つまり後回しにしていたら、いつまでも点が伸びないのです。

 

国語の点を伸ばしたいのならすぐに取りかかりましょう。

 

 

この記事は経済学者・野口悠紀雄さんの書籍『「超」勉強法』を参考にしています。

 

 

 

 

評論文の構造

評論文とはどういう構造になっているのでしょうか?

とても重要なので分かっていても、もう一度押さえておきましょう。

 

試験で出される評論文は1,500字程度です。

だからこの記事では1,500字程度の文を読むときの方法を書いていきます。

 

評論文は、序論・本論・結論からなります。

 

それぞれの役割はこのようになっています。 

序論:問題提起

本論:事例や理論など

結論:序論で示した問題提起への回答

 

文を読むときには、構成を意識して、「この部分はなんのために書いてあるんだろう」と考えなければいけません。

 

文を書くときには、この構成になるように書かないといけません。思いついたものからダラダラ書いてはいけないということです。

 

 

評論文の読み方

評論文の点を上げるためにはテクニックと訓練が必要だと最初に書きました。

ここで紹介するのはテクニックです。

 

それは評論文を3回読むという3ラウンド法です。

どのように3回読んでいくのでしょうか?

 

 

第1ラウンド:全容把握

最初と最後の数パラグラフだけを読みます。

これはテーマ重要な結論を知るために行います。

 

評論文の構成で確認した通り、評論文の最初には問題提起、最後には問題提起への答えが書いてあります。

 

最初と最後を読んだだけで、「この作者が何を問題にしているのか」と「この作者の答えはなんなのか」がわかります。

 

 

第2ラウンド:通読

最初から最後まで読んでいき、重要そうなところ理解できないところにマーク、必要ならメモをしていきます。

理解できなくても気にせず読み進めます。

これは内容理解ではなく、文に何が書いて書いてあるのかを知るために行います。

 

第3ラウンド:拾い読み

全部読んだら主要な結論は何かを考えます。

第2ラウンドでマークした部分を中心に、行きつ戻りつして主要な結論がどのように導かれたのかチェックします。

 

時間がなければ第2ラウンドは省略して構いません。

そのときはマークがないので、重要なところの検討をつけて読んでいきます。

 

 

評論文を読むときに必要なのが速読です。

文字を頭の中で読み上げてはいけません。

文字の塊を見て意味を理解するという読み方をしましょう。

 

 

受験の国語

国語の勉強を早くした方がいいと最初に書きました。

なぜでしたか?

 

すぐには力がつかないからでしたね。

 

でももう一つ重要な理由があります。

なんでしょう?

 

それは他の教科の点も上がるからです。

国語力は読解力表現力に分けることができます。

 

読解力がつくと、社会などの問題文を正確に素早く理解することができます。

表現力が上がると、数学などの記述問題で分かりやすく書くことができます。

 

国語の勉強をすることで全ての教科の底上げをすることができるのです。

 

 

ここで紹介するのは訓練の方法です。

訓練の方法はテクニックと違いとてもシンプルです。

その分、どれだけやったかで大きく差がつきます。

 

読解力については1,500程度の文を精読しましょう。ただ読むのではなく3ラウンド法を使います。

速読も必ず意識してください。

 

表現力については150字程度の文を書くようにしましょう。これは記述でよくある語数で、考えをこの程度にまとめる訓練です。

「150文字ではこのくらいのことが書ける」という感覚を養います。

小論文対策が必要なら1,500文字程度の文を書く練習をしましょう。

 

 

古文と漢文は現代文とは別物です。外国語だと考えて暗記するしかありません。

 

 

まとめ

・評論文は序論、本論、結論で構成されている

 

・評論文は3ラウンド法で読む

  

・読解力や表現力を上げると全教科の底上げができる

 

・読解力と表現力をつけるためには訓練する

 

 

 

<参考文献>

野口悠紀雄,「超」勉強法,講談社,2015.

https://www.amazon.co.jp/dp/B015FM7K0U/ref=cm_sw_r_cp_tai_5m.CFbGM1RMAH