受験の仕組みカンタン解説

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勉強方法を変えろ!やみくもな勉強では伸びない!『「超」勉強法』

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「超」勉強法概要

 

勉強はノウハウです。

 

野球で適切な投球フォームがあるように、

ピアノで正しい指使いがあるように、

勉強にも身につきやすい方法というものがあります。

 

あなたは適切な勉強方法について考えたことはありますか?

 

思いっきり投げるだけでは速い球は投げられません。

ガリガリ勉強するだけでは身につきません。

 

人に教わらなくても分かってしまう天才も世の中にはいるでしょう。

しかしあなたが「いまいち勉強ができない」と思うなら、勉強方法を見直してみましょう。

 

 

 

 

「超」勉強法の基本三原則とは

そもそも勉強とは何でしょうか?

 

勉強とは先人が残したものを習得することです。

しかも理解しやすいようにキレイにまとめられています。

 

創造力や発想力は求められていません。

既にあるものを習得するので、やり方さえ間違えなければ誰にでもできるのです。

 

勉強のノウハウに対し、「それは勉強の本質ではない」というような批判もありますが、

勉強が苦手なら、とにかく結果を出すことで勉強嫌いから抜け出すことが大切です。

 

では勉強のノウハウについて3つの原則を紹介します。

(1)おもしろいことを勉強する

(2)全体から理解する

(3)8割分かったら先に進む

 

では詳しくみていきましょう。

 

 

おもしろいことを勉強する

あなたは勉強に対してどんなイメージを持っていますか? 

 

つらいとか我慢するものだと思っていませんか?

 

勉強は本来、楽しいものです。

好奇心が満たされると誰でも楽しく思います。

理解が深まると、喜びを感じます。

 

好きなスポーツ選手やアイドルのことは簡単に覚えられませんか?

興味があれば深く知ること自体が楽しいのです。

 

ではなんで勉強は楽しくないのでしょうか?

 

その原因の多くは、学校教育で好奇心を刺激されないということです。

知識を身につけることが優先され、おもしろさを伝えられる機会がほとんどないのです。

 

だから自分で興味を持てるように勉強するしかありません。

 

英単語の暗記がおもしろくないなら、長文を解く中で覚える。

歴史の教科書がつまらないなら、歴史物の漫画から入る。

 

我慢して勉強するという考え方を変えましょう。

つまらないなら方法や対象を変えて、勉強を面白いものにしましょう。

 

知識を増やすことも、勉強をおもしろくする方法の一つです。

人間はある程度知っていることについて新しい情報が得られると、興味を抱きます。

 

飛行機の窓から見える景色では、知らない町より、知っている町の方が興味が出るでしょう。

 

知識が増えると興味が増します。

そしてより深く学びたくなるのです。 

 

興味と知識は連鎖的に広がります。

勉強において、このような連鎖を広げていくことが重要です。

 

全体から理解する

基礎は重要だからコツコツと積み上げないといけないと思っていませんか?

 

確かに基礎は大切ですが、必ずしも一歩ずつ進む必要はありません。

 

基礎は退屈で難しいことが多いです。

そんな基礎を積み重ねるのではなく、まずは全体を把握して、そこから細かい部分を理解するという方法です。

 

物事には繋がりがあります。

難しい論文でも全体像を把握することで理解しやすくなります。

 

細かい部分を積み上げるのではなく、全体を把握して部分を理解してみましょう。

 

また理解しやすいという他に重要な点を把握できるというメリットもあります。

 

最初に全体を理解しておくことで、どこが重要かがわかり、その勉強に力を入れることができます。

 

 

8割を理解して進める

試験問題を解く場合、一つの問題に掛り切りになるのではなく、一応の答えを書いておいて時間があれば後から戻ってくる。

これは誰もがやっていることでしょう。

 

勉強一般にも同じことが言えます。

 

まず8割までをやり、それができたら別のことに移るのです。

一般的に残りの2割は難しく、努力に見合った成果が得られないことが多いです。

 

これは中途半端にやめていいというわけではありません。

8割まではやり遂げることが重要です。

 

ではどこまでが8割なのでしょうか?

 

試験の場合は、検算やスマートな解法が残りの2割です。

しかし実際の勉強では、8割の判断は難しいです。

 

この判断ができるためには全体を把握している必要があります。

第2原則はこの意味でも重要なのです。

 

また同じ分野でも、基礎を8割理解したら応用問題に移りましょう。

基礎を完璧にしようとすると、いつになっても進めません。

 

時間があれば後から戻ってきて10割に仕上げればいいのです。

 

 

ノウハウと意欲

これまでにノウハウについて書いてきました。

もう一つ重要なのは意欲です。

 

具体的な目標を持っていると勉強の意欲はとても強くなります。

勉強とは、目標と現状との差を埋めるものだからです。

 

勉強を、やらされるものと思っていては意欲を持って勉強できません。

 

目標は具体的でなければいけません。

なんとなく勉強ができるようになりたいでは続きません。

 

受験生であれば志望校を具体的に決め、キャンパスを歩いている自分の姿をイメージしましょう。

 

英語を習得したいのなら、海外を飛び回り、英語を駆使してビジネスを進める自分の姿を想像しましょう。

 

 

また勉強の機会があることに感謝しましょう。

 

日本は、勉強すれば夢と現実の差を縮められる社会です。

階級差が厳しい社会や発展途上国ではそうはいきません。

 

生まれで職業が決まる社会が実際に存在します。

勉強するだけで夢を叶えられるというのは恵まれた環境なのです。

 

 

<参考文献>

野口悠紀雄,「超」勉強法,講談社,2015.

https://www.amazon.co.jp/dp/B015FM7K0U/ref=cm_sw_r_cp_tai_5m.CFbGM1RMAH